前書き
40代リーマンが巷で「やめたほうがいい」「いらない」と言われている変額保険に加入しました。そこに至った経緯をここに書いておくことにします。
変額保険について
変額保険が巷で「やめたほうがいい」「いらない」と言われている理由は、「保障と貯蓄は別で考える」必要があるからです。保障を生命保険+貯蓄をインデックス投資の方が有利であり、わざわざ変額保険を選ぶ理由は無いでしょう。しかしながら、私が今回変額保険に加入することにした理由はただ1つ。
「メットライフ生命のライフインベスト(変額保険)には三大疾病保険料払込免除特約を付けることが出来る。」それが理由です。というのは、自分ががん家系であり、おそらく60歳前後にがんになるであろうと考えているので、それを悲観的になるのではなく、前向きに考えて何か対応できないかと常日頃考えていました。
まずは、がん保険をかけて、一時金を貰う形を考えたのですが、がん保険で100万円の一時金を受け取るのであれば、最安でも月2000円ほどかかり、65歳までに48万円を払うことになります。がんになれば100万円支払われますが、そうでなければ48万円を捨てて終わりです(掛け捨てなので当然ですが)。保障は一生涯(終身)なので、48万円を無駄にしたくなければ、そのまま保険料支払いを続けることになるので、変な話ですが、損しないために「がんになる」のを待つ形になります。がんにならないことが幸せなのに、それって何か変だなと個人的には感じていました。(少ない掛け金でがんに備えることが出来るという利点はもちろんわかるのですが)
しかしながら、ライフインベストの三大疾病保険料払込免除特約を付けていれば、がんになった時点から保険料の払い込みが免除される形で恩恵を受けることができます。また、がんにならなくても支払い続けたお金を捨てることなく、積み立ておくことが出来、満期になったら運用結果を加味した支払いを受けることが出来ます(資産運用としての利率は悪いかもしれないですが)。そういう意味ではがんに備えるということでは、がん保険よりもこちらを選ぶ方が自分の中で自然なことのように思いました。
ライフインベスト(三大疾病保険料払込免除特約付)のメリットとデメリット
個人的に思うメリットとデメリットをまとめておきます。
<メリット>
・がんになってしまった後は手持ちのお金を使うことなく、老後の積立を継続することが出来る
・がんに備えるためのお金を掛け捨てではなく、積み立てることで活かすことが出来る
・死亡や高度障害状態になった場合は基本保険金額または積立金額の大きい金額を支払いされる
<デメリット>
・純粋に保障と貯蓄という観点で見ると最適な選択肢ではない
・10年間は解約控除がかかり、払込保険料累計額を下回る可能性がある
・がんにならなければ75歳まで支払いが続く(途中解約や払済にすればよい)
デメリットについては、NISAやiDeCoをほぼフルに活用し、更にインデックス投資なども行っている上での変額保険なので、資産の一部が変額保険になってもそんなに悪い選択肢ではないと思いました。また、10年間下ろしにくいですが、下ろせなくても特段問題ない金額なので、その点も問題ないと判断しました。
条件設定
保険金額500万円の75歳までの払込期間、保険期間としました。それに加えて三大疾病保険料払込免除特約が付いて、月13840円となります。
あとがき
そこそこ自分も知識がある故に全く眼中に無かった変額保険をこういう形でFPさんにご提案頂いたことで、変額保険に加入することになりました。これも漠然とがんに対する備えをどうしようと考えていた私の考えを上手くくみ取って頂き、解決する方法をFPさんが提示してくれたので、すごく助かりました。これこそFPさんと相談する意味があるということです。これでがんに対する備えも出来たので、一安心しました。
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